2018年4月23日月曜日

取木から作る・舞姫もみじ

葉が小さく枝の先が細く仕上がる舞姫もみじは、ご覧のように葉も細身ですから、ミニ盆栽に作ったとき、姿に重苦しい感じがなくあっさりとしたさわやかなイメージです。
そんな雰囲気が気に入って5~6年前からポチポチと取木を主体にしてミニ作りに励んできましが、まだ満足の半分も行かないレベルですが、ともかく盆栽らしい形をしたものがやっと少しずつできてきました。
主幹の左に副幹が寄り添っており、反対の向かって右に細い2本の副幹が添っており合計4本立ちの株立ちとなっています。右のどちらかの1本を切って3幹にするか、2本とも切って双幹とするかの選択が考えられますが、最終結論は少なくとも今年一年くらいは様子を見ながら猶予したいとおもっています。

盆栽仲間でよく言われる迷ったときの格言では「切るのは何時でも切れるが、一度切ったものはもうつながらない!」、と言います。


というわけで、しばらくはこのまま4本立ちの変則樹形のまま様子を見ていきます。盆栽界には3幹に名木なしとの格言がありますが、この場合は三幹立ちを選択するのが順当な気がしますが・・・・
最後になりましたが樹高は11cmくらいです。

姿のどこにも無駄な力の入っていない、樹高約14cmの自然体の樹形がもみじらしくて好感が持てます。↑の作品も同じですが昨年の3月に取木をかけ入梅に親木から独立させ、今年の春先に化粧鉢にいれてやったばかりです。


自然体の樹形のため、ほとんど骨組みは現状のままで行きたいと思っています。このような盆栽は「木は木なりに作る」といわれるように、持って生まれた素直さを尊重して「もみじらしく」仕上げていきましょう。

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