2005年10月22日土曜日

赤松大改作スペシャル

さて、昨日で基本の骨格が出来上がりましたので
今日は枝配りと樹冠の位置を決め、仕上げの作業に入ります

骨格を決める作業が土台作りとすれば
枝や芯の整枝は、美しさを演出するような気持ちで臨んでください


懸崖の一番の見どころになる枝(手前側)に針金をかけました


後ろ枝にも針金をかけました

改作前のニの枝は全体の雰囲気になじめず、天井を向いたままです
これは思わず切りたくなりますが、短気を起こさず、ジッと我慢(この我慢がなかなか難しいのだ)


正面から見た現時点の姿
枝が天井を向いています


切らずに我慢し前方に引っ張り出すことにしました

掛けた針金が指先で曲がらないときは、ヤットコで局部(針金)を捻ると強い鋭角の模様が可能です
これはちょっとした隠し技です(凄い効果あり、試してください)


うまく前方に引っ張り出して全体の雰囲気に溶け込めました(飛び出した芯の左下の枝です)
成功です(切らなくってよかった)

ここまでくればあとは芯の部分に雰囲気を出して作業完了!


どうです、当初の面影はありますか?
樹高はたったの12cmですよ

根上がり懸崖らしく、根に面白い模様があり、幹模様にも隙がありません
赤松らしく荒々しさに加え優美さも備えた姿です

こう上手く出来ると、改作はやめられない!

来春は小さめの鉢に植え替えます
2作すれば枝葉も増え、風格は飛躍的にアップします

この大改作についてのご意見ご感想、そしてご質問ください

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