2009年7月11日土曜日

五葉松取り木・乾かす勇気

水切れによって盆栽を衰弱させるのは盆栽初級の方が多く
そろそろ中級に成長してきたくらいの方、それにベテランでも几帳面な真面目な方

そのような愛好家さんに案外多いのが、「水のやり過ぎ」による不健康
盆栽人にとって恐怖の真夏も近づいてきたこの時期、今日はご自分の水やりについてふり返ってみましょう

水やりを完全にマスターするのが上級への近道
しっかりと勉強してくださいね

水やりの原則は

1 乾いたらやる
2 午前中の水はたっぷり
3 夕方の水は少なめに

今の時期の水やり回数を仮に1日3回と仮定してお話しすると

1回目 なるべく毎日の同じ時間帯の午前中にたっぷりやり

2回目 その後は各鉢の乾き具合を見て、乾いている鉢のみ水やりする(これを拾い水と呼ぶ)

3回目 夕方の水やりは葉水を中心にして、根への水は午前中の半分くらいの感じにとどめる
     昼間は少々水が多くても発散しますが、夜間に鉢内の水分が多いと
     温度の低下と過水により根の呼吸作用が不活発になるのです(重要)

ですから、例えば朝夜しか水やりのできない愛好家のみなさんが
夜間帰宅して乾いた盆栽に接し、慌ててたっぷりやるのは、かえって逆効果

そんなときもはやる心を抑え、半分くらいの水量で我慢しましょう
水を控える勇気、乾かす勇気、これが盆栽上達の重要な鍵を握っているのです



以前紹介した取り木五葉松、親木から外したばかりの映像(2009/03/11)
この時期から3月の彼岸ごろまでは根が活発に動かないので、水を乾かさないように気をつけました

芽の動き出した彼岸ごろからは、朝にたっぷり
あとは土の表面の表情に注意して、半乾きになるまで我慢、ひたすら我慢

長雨のときは軒下へ取り込んだりして
ともかく過水にならないように

ときに鉢土の表面のようすによっては、朝の水やりさえも控えました



新芽は順調に伸びて葉もしっかりと開き、色つやもよし(6月下旬撮影)
勇気をもって抑えた水やりに徹したおかげです



しっかりと開いた五葉松の葉

よろしいですか、みなさん!
水やりの基本は「乾いたらやる」、そして乾かす勇気が大切ですよ

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